〜周易 丹八流二代目 石川丹八郎さんのお話〜

今回の総合的な学習は、名古屋市立滝ノ水中学校の2年生全員が参加した
講演会を紹介します。社会で働く様々な人の「生き方を学ぶ」ため、易者であり
熱田神楽の保存会会長である石川丹八郎さんが招かれていました。

〜石川さんのプロフィール〜

5歳の時に、二代目石川丹八郎を継ぐことが決まった石川さんは、子どもの頃から「易」について学び、昭和54年「周易丹八流」を受け継ぎました。悩みや迷いをもつ人々に易を立てて、さまざまなアドバイスを与えて下さいます。そして、幼い頃から修練を続けてきた熱田神楽の保存会の会長でもあります。また、名古屋市教育委員会の『心の教室』の相談員や、講演会の講師としての顔も持っています。

石川さんのお話。先代であるお父さんの跡を継いで易者となった石川さん。親のあとを継ぐことは大変であると語っていました。石川さんは「信念を持って生きた父の遺志を継ぎたい、恩返しがしたい」という思いで先代のあとを継がれました。その後苦労して易経を勉強し、悩みを持つ人々に易の言葉でアドバイスをなさっています。石川さんは「自分の信念を貫くこと」の大切さを強く語っていました。

易を立てる

使う道具は、筮竹(ぜいちく)・算木(さんぎ)そして立てた易を言葉にする筆・判断紙
「天地人」のかけごえとともに易の言葉を出し、相談者にその意味を伝えます。3人の生徒が易を立ててもらいました。三人三様の結果でしたが、担任の先生によれば「不思議とそれぞれにぴったりの言葉だった」そうです。
丹八郎さんの名刺の裏には「易みるに生年月日は不用なり 同年月日も同姓名も運は別つ別つ」とありました。そういったもので人の人生の指針にはならないことを示しています。丹八流の基本姿勢ということでした。

石川さんは熱田神楽の保存会の会長さんです。この日はおはやしを披露していました。熱田神楽は1800年の伝統を持っています。その祭ばやしとシンセサイザーを融合した、新しい音楽にも取り組まれています。「世界キルトカーニバル2002」では、『世界遺産』のBGMでも有名なシンセサイザー奏者の安井正規さんと共演されました。
このあと演奏された「MATURI]は、とても神秘的で力強い曲でした。

水道管のパイプでつくるおはやしの笛

練習用の簡単な作りの笛です。塩ビのパイプに穴をあけただけのものですが、音はきちんとした笛の音でした。竹のものに比べると音の深みはいくぶん減りますが、練習用として大変できのいいものでした。型紙さえあればいくらでも作れますし、教材としても活用できると思いました。




☆今回取材するにあたって協力して頂いた石川さん、並びに滝ノ水中学校の先生方
 有意義な時間をありがとうございました。







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